『クライマーズ・ハイ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]』

価格: 3,174円
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
原田眞人
発売日:2009/01/01
本当に心からつまらない
映画の流れとしては、〇月〇日・・と順をおっていき、簡単に言ってしまえば新聞を作る
大変さ、その中で起きるヒューマンドラマを最終的に山を登る過酷さに照らし合わせたよ
うな感じで、流れ的にはわかりやすく、綺麗な終わりだったと思います。
しかしながら、そこにいくまでのやりとりが、罵声、大声、喧嘩ばかり。
人間な嫌なとこばかり見せられ、そのわりに最後にそれらを吹き飛ばすインパクトがある
わけではない。
山登りの場面がちょいちょいあるだけで、クライマーズハイという題名も疑問。
これはただ新聞社のやりとりだろ・・と思うんですが。
堤真一は好きだしその他出演者も演技は素晴らしいんですが、室内中心で動きがほとんど
ない映画なので映像がきれい汚いとかのレベルではないし、爽快感もない。
では感動するかと言ったら死んだりひかれたり報われないことばかり。
個人的にはこの映画のどこにどう思えばわかりません。
とにかく喧嘩ばかりでギャーギャーわめいてるだけの印象でした。
不快になるだけなので二度と見たくありません。
及第点だけれど,残念な出来
正直,原作とはかなり違った印象でした.残念ながら,良くない意味で.
悠木の家族,安西との関わりが中途半端に薄められているのが残念.勿論原作どおりの脚
本である必要はないのですが,作中息子や安西君との関わりをほとんど描いていないので
は「衝立に挑む」意味すらよくわからなくなります.
望月の関係を全てカットしてしまったのも,原作での重要性を考えるとひっかかるところ
でした.
一本の作品としては及第点,見ごたえは十分です.ただ,著者の最高傑作のひとつに数え
られるであろう原作,非常に優れたドラマ版の存在があることを考えると,残念な出来で
した.
出演者は皆好演.特に神沢を演じた滝藤賢一は凄い.
スピード感があっていい
堤真一の場合はスケール感という点では物足りなさも感じるのだが、それがかえって「ク
ライマーズ・ハイ」のような作品を成功させているといえるかもしれない。特にこの作品
では、身近でありながら実際はよく知られていない新聞記者という職業を十分な説得力で
演じている。実際の事件に基づいて作られているので、フィクションといっても新聞記者
たちの動きは現実に近いものがあるはず。バラバラに散らばっているように見えるピース
が、深夜を過ぎる頃にはしっかり組み合わさり、毎日の新聞ができているのだ。その一つ
一つのピースの動きをスピード感を持って描き、迫力のある群像劇になっている。
熱意は伝わる、が・・・・。
横山秀夫の原作で過去にも映像化された「クライマーズ・ハイ」を硬派な人間ドラマと撮
らせたら今の日本の映画界でも屈指じゃないかと思えるベテラン原田眞人が堤真一、堺雅
人といった今をときめく実力派俳優を使って映画化!日航のあの事故をリアルタイムで知
ってる三十路過ぎの私には、原作は本当に印象深いので今回の映画もかなり期待して観ま
した。感想は・・・・確かに原田監督特有の洒落っ気のない真面目な作りが原作の雰囲気
にもマッチしてるんですが・・・・なんというか、物足りない。これといって不満な点も
ないんですが、なんというかレビューでこんな言い方もなんですが、何か表現し切れてな
い消化不良な感じがするんですよ。。。一つ言葉にできるとすれば、リアルさを追求する
余り(実際起きた事故なんだし、それもやむなしだが)、言葉が少しないがしろになって
いる。普通の会話のやりとりと、映像作品の中での言葉のやり取りって絶対に同じように
は感じませんよね。でも、この作品の中での役者のやり取りはリアルすぎて、おそらく原
作読まずに観てる人は置き去りになるんじゃないかと。全体としては物語は難しくないの
で理解できるでしょうが、いかんせん電話鳴り響き怒号が飛び交う新聞社のデスクや会議
のシーン、専門用語の応酬で原作のように読むには問題ないですが、観るそして聴くには
少しハードルが高すぎるのではないかと。ただ、原作の雰囲気や監督の熱意は伝わる映画
です。この映画もそうですが、ここ最近邦画良いですね。良作が多い気がします。
金をかければ良いわけではないという好例。
原作、NHKドラマ版を見てからファンになり、公開日に映画館へ足を運びました。
ところが・・・
まず演出、特にカメラワークがお粗末。
一部のシーンでは見事に決まって効果的ですが、不必要にカットが変わったり、
ブレを作りすぎたりと、あまり効果的でなく逆に見辛くなっている場面もあります。
また、全体的に演出があまりに重すぎ、途中まではホラー映画のような様相。
緊迫感や人間関係のギスギス感を描きすぎて失敗した感があります。
また、脚本についてもNHK版に遠く及びません。
原作もNHK版もテーマがはっきりしていましたが、映画版はどうにもわかりくい。
NHK版では略されていた部分も描かれていますが、
ラストや家族との関係、壊れていく記者など、展開にかなり雑な感があります。
原作との比較(原作に忠実かどうか)という視点でなく、
一本の映画としてみた場合でも、最後までどうしても違和感が拭えませんでした。
他にも細かなところでは時代考証が甘かったり、
全体的に、しっかり考えずにただ金をかけて作っただけという印象を受けます。
映画版を観て、NHK版がいかに秀逸な作品だったかわかりました。
星1つとしたいところですが、俳優陣の迫真の演技で星2つとしました。
関連キーワード:ドラマ総合/ドラマ/日本映画/ジャンル別/堤真一/た行/日本の男優/By Actors & Actresses/山崎努/や・ら・わ行/原田眞人/は行/日本の監督/ソニーピクチャーズ・ストア/全般/男優別/2000年代以降/ユーズドDVD/外国映画/アニメ/ミュージック/海外のTV・ドキュメンタリー/日本のTV・ドキュメンタリー/テレビドラマ/ドキュメンタリー/お笑い・バラエティ/ステージ/ホビー・実用/スポーツ・フィットネス/キッズ・ファミリー/BOXセット/アイドル
関連商品:ジャージの二人 [DVD]/容疑者Xの献身 スペシャル・エディション [DVD]/キネマ旬報 2008年 11/15号 [雑誌]/クライマーズ・ハイ [DVD]/告発のとき [DVD]

価格: 3,174円
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
原田眞人
発売日:2009/01/01
本当に心からつまらない
映画の流れとしては、〇月〇日・・と順をおっていき、簡単に言ってしまえば新聞を作る
大変さ、その中で起きるヒューマンドラマを最終的に山を登る過酷さに照らし合わせたよ
うな感じで、流れ的にはわかりやすく、綺麗な終わりだったと思います。
しかしながら、そこにいくまでのやりとりが、罵声、大声、喧嘩ばかり。
人間な嫌なとこばかり見せられ、そのわりに最後にそれらを吹き飛ばすインパクトがある
わけではない。
山登りの場面がちょいちょいあるだけで、クライマーズハイという題名も疑問。
これはただ新聞社のやりとりだろ・・と思うんですが。
堤真一は好きだしその他出演者も演技は素晴らしいんですが、室内中心で動きがほとんど
ない映画なので映像がきれい汚いとかのレベルではないし、爽快感もない。
では感動するかと言ったら死んだりひかれたり報われないことばかり。
個人的にはこの映画のどこにどう思えばわかりません。
とにかく喧嘩ばかりでギャーギャーわめいてるだけの印象でした。
不快になるだけなので二度と見たくありません。
及第点だけれど,残念な出来
正直,原作とはかなり違った印象でした.残念ながら,良くない意味で.
悠木の家族,安西との関わりが中途半端に薄められているのが残念.勿論原作どおりの脚
本である必要はないのですが,作中息子や安西君との関わりをほとんど描いていないので
は「衝立に挑む」意味すらよくわからなくなります.
望月の関係を全てカットしてしまったのも,原作での重要性を考えるとひっかかるところ
でした.
一本の作品としては及第点,見ごたえは十分です.ただ,著者の最高傑作のひとつに数え
られるであろう原作,非常に優れたドラマ版の存在があることを考えると,残念な出来で
した.
出演者は皆好演.特に神沢を演じた滝藤賢一は凄い.
スピード感があっていい
堤真一の場合はスケール感という点では物足りなさも感じるのだが、それがかえって「ク
ライマーズ・ハイ」のような作品を成功させているといえるかもしれない。特にこの作品
では、身近でありながら実際はよく知られていない新聞記者という職業を十分な説得力で
演じている。実際の事件に基づいて作られているので、フィクションといっても新聞記者
たちの動きは現実に近いものがあるはず。バラバラに散らばっているように見えるピース
が、深夜を過ぎる頃にはしっかり組み合わさり、毎日の新聞ができているのだ。その一つ
一つのピースの動きをスピード感を持って描き、迫力のある群像劇になっている。
熱意は伝わる、が・・・・。
横山秀夫の原作で過去にも映像化された「クライマーズ・ハイ」を硬派な人間ドラマと撮
らせたら今の日本の映画界でも屈指じゃないかと思えるベテラン原田眞人が堤真一、堺雅
人といった今をときめく実力派俳優を使って映画化!日航のあの事故をリアルタイムで知
ってる三十路過ぎの私には、原作は本当に印象深いので今回の映画もかなり期待して観ま
した。感想は・・・・確かに原田監督特有の洒落っ気のない真面目な作りが原作の雰囲気
にもマッチしてるんですが・・・・なんというか、物足りない。これといって不満な点も
ないんですが、なんというかレビューでこんな言い方もなんですが、何か表現し切れてな
い消化不良な感じがするんですよ。。。一つ言葉にできるとすれば、リアルさを追求する
余り(実際起きた事故なんだし、それもやむなしだが)、言葉が少しないがしろになって
いる。普通の会話のやりとりと、映像作品の中での言葉のやり取りって絶対に同じように
は感じませんよね。でも、この作品の中での役者のやり取りはリアルすぎて、おそらく原
作読まずに観てる人は置き去りになるんじゃないかと。全体としては物語は難しくないの
で理解できるでしょうが、いかんせん電話鳴り響き怒号が飛び交う新聞社のデスクや会議
のシーン、専門用語の応酬で原作のように読むには問題ないですが、観るそして聴くには
少しハードルが高すぎるのではないかと。ただ、原作の雰囲気や監督の熱意は伝わる映画
です。この映画もそうですが、ここ最近邦画良いですね。良作が多い気がします。
金をかければ良いわけではないという好例。
原作、NHKドラマ版を見てからファンになり、公開日に映画館へ足を運びました。
ところが・・・
まず演出、特にカメラワークがお粗末。
一部のシーンでは見事に決まって効果的ですが、不必要にカットが変わったり、
ブレを作りすぎたりと、あまり効果的でなく逆に見辛くなっている場面もあります。
また、全体的に演出があまりに重すぎ、途中まではホラー映画のような様相。
緊迫感や人間関係のギスギス感を描きすぎて失敗した感があります。
また、脚本についてもNHK版に遠く及びません。
原作もNHK版もテーマがはっきりしていましたが、映画版はどうにもわかりくい。
NHK版では略されていた部分も描かれていますが、
ラストや家族との関係、壊れていく記者など、展開にかなり雑な感があります。
原作との比較(原作に忠実かどうか)という視点でなく、
一本の映画としてみた場合でも、最後までどうしても違和感が拭えませんでした。
他にも細かなところでは時代考証が甘かったり、
全体的に、しっかり考えずにただ金をかけて作っただけという印象を受けます。
映画版を観て、NHK版がいかに秀逸な作品だったかわかりました。
星1つとしたいところですが、俳優陣の迫真の演技で星2つとしました。
関連キーワード:ドラマ総合/ドラマ/日本映画/ジャンル別/堤真一/た行/日本の男優/By Actors & Actresses/山崎努/や・ら・わ行/原田眞人/は行/日本の監督/ソニーピクチャーズ・ストア/全般/男優別/2000年代以降/ユーズドDVD/外国映画/アニメ/ミュージック/海外のTV・ドキュメンタリー/日本のTV・ドキュメンタリー/テレビドラマ/ドキュメンタリー/お笑い・バラエティ/ステージ/ホビー・実用/スポーツ・フィットネス/キッズ・ファミリー/BOXセット/アイドル
関連商品:ジャージの二人 [DVD]/容疑者Xの献身 スペシャル・エディション [DVD]/キネマ旬報 2008年 11/15号 [雑誌]/クライマーズ・ハイ [DVD]/告発のとき [DVD]